人に負けた時や何かしら差をつけられたとき、ものすごく落ち込むタイプでしょうか? もしそうだとしたら、あなたは劣等感が強いタイプかもしれません。劣等感が強いと、自分に自信がなくなり、他人とも距離をとるようになり、ストレスも溜まります。でも、人によっては同じような状況にいても落ち込まない強靭な心を持っている人もいます。そんな人たちのように劣等感に苦しまないでいられたら、人生を前向きに過ごせるはずです。
私もそうなりたい!
なぜ、人は劣等感が強くなるのか?
その原因を知ると、劣等感が強い人も劣等感をなくさずに克服することができます。
まずは劣等感とはなんぞや?というところからはじめます。
1-1 劣等感とは
劣等感とは、自分が人より劣っていると感じてネガティブになっている状態をいいます。劣等感を持つと、自分に自信が持てなくなり、集団行動の中にいると疎外感を感じます。無価値感、自己否定、自己嫌悪にもつながり負の連鎖が形成されます。
1-2 劣等感とコンプレックス
劣等感的な気持ちが強くなりすぎると、自分を責めてしまったり、時にはその気持ちをごまかすために相手を攻撃したり嫉妬したりしてしまいます。そのような複雑になった心境状態を『劣等コンプレックス』と呼んでいます。
劣等感が強い人4つの特徴とは?
劣等感が強い人の特徴としては、人を攻撃する、自分のことを自慢する、自分の不幸話をアピールする、平気で嘘をつく、の4つがあります。
これらは、自分自身の劣等感をごまかすために、劣等感を克服せずに他のもので自分の気持ちを満たそうとしている状態です。
人を攻撃してしまう
劣等感の強い人は、自分より優れている人に妬みを持ちやすく、そのような人に対して攻撃的になります。悪口を言う、批判する、相手を陥れようとする、などの行動が見られるのが特徴です。人を攻撃して自分を守っているという感じです。
自分が上に立てないのなら相手を落としてしまおうという感情からこういう行動をしてしまいます。
人に自分のことを自慢する
自慢話を必要以上する人は、実は劣等感が強い傾向があります。
自分の劣等感を隠すために、また人から褒められて自己重要感を満たしたいという気持ちがあるので、無意識的に自慢できるところを話し、注目してもらおうとアピールします。
子供が大人の会話中に自分に注目してもらおうと割って入ってくる状況と似ています。
不幸を必要以上にアピールする
自分がどれだけ不幸かをアピールして、他人からの注目や慰めを得ようとします。また、自分の劣等感をわざわざ口にして、「そんなことないよ」と言われるのを期待したりします。あなたの周りでもこんな人は大勢いることでしょう。もしかして、あなた自身も自分にそんなところがあると気づいたかもしれません。
このような行動は、自分をごまかすことはできますが、劣等感そのものを克服していません。自分自身の成長には全く役に立っていないのです。
平気で噓をつく
自分に都合がいいようになるように平気で嘘をついてしまう。度が過ぎると自分で本当のことか嘘のことかを判断することが困難になりどんどん悪循環になっていきます。
嘘を現実に起きてることと錯覚してしまっているのです。
なぜ、人は劣等感を持つのか
人である以上どんな人にも100%劣等感という感情は持っています。
ただ違うのは劣等感をコントロールできているかできていないかの違いだけなのです。また、劣等感を感じる自分を客観的に見ることができると、自信のなさや自分を責める気持ちが薄らぎます。徐々に見方を変えていけると克服に近づける劣等感を持つ人がすぐに、自分を変えるのは難しいのですが、少しずつ見方を変えていけば、必ず劣等感の克服に近づきます。
劣等感に目を背けずにあなた自身の成長のために劣等感をうまく利用してみましょう。